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MPPT
(Muximum Power Point Tracker)



太陽電池には、かかっている負荷の電圧によって取り出せる電流が決まってしまうという性質があります。効率よく太陽電池からエネルギーを取り出すには、取り出した電力が最大になるように、太陽電池にかかる負荷の電圧を変化させてやる必要があります。この、太陽電池から最大のエネルギーを取り出すための装置がMPPT(Muximum Power Point Tracker)です。

太陽電池のI-V特性
太陽電池のI-V特性


左の図が、太陽電池の電流と電圧の特性を示した図です。ある光度(光の強さ)の下で、太陽電池の出力端子間の電圧を低くして電流を取り出すときは、大きな電流を取り出すことができ、出力端子間の電圧を高くして電流を取り出すときは、大きな電流は得られないということを表しています。
太陽電池から最大電力を取るためには、電流×電圧が最大になるように電圧をコントロールしなければなりません。図でいうと、水色の面積が最大になるように電圧を調節します。
このI-V特性は、光度や温度によって変化してしまうため、最大電力を得るためには常に最適な電圧を自動で追従しなければなりません。
これを、行う装置がMPPTです。

 

 solar2.gif (2444 バイト)

実際に太陽電池を用いて、MPPTによる最適動作電圧追従を測定しました。その結果MPPT制御によって最大発電力追従していることがわかります。

   GIFing(350kB)

 

 


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