電気系の説明
電流の流れ
太陽電池には、発電効率の高い単結晶シリコンの太陽電池を使用しています。
太陽電池で発電された電気は、MPPT(Muximum Power
Point Tracker)を通してソーラーカーの各回路やバッテリーに供給されます。
太陽電池は、電池の電圧により取り出せる電流が決まってしまうという特性があります。MPPTは、取り出せる電力が最大になるように、電池の電圧をコントロールします。すなわち、太陽電池から最大の電力を取り出すための装置です。
これによって得られた電力は、バッテリーに常時供給され充電されています。ソーラーカーの消費電力が太陽電池からの供給電力超えた場合、ここから電力を供給します。バッテリーは、ワゴン車用の大容量鉛蓄電池を使用しています。
モータドライバは、モーターの回転速度の制御を行います。これによりソーラーカーのスピードを自由に調整することが可能になります。
信号の流れ
モーターやソーラーパネルの温度、発電電圧・電流、消費電流、モーターの回転数をセンサーで調べ、シーケンサーがそれらのデータをデジタル信号に変換し、それらのデータを順番にテレメータとRAMカードに転送します。テレメータはそのデータを無線によってピットに転送します。RAMカードは、すべてのデータを記憶してピットインしたときに取り外し、保存されたデータをコンピューターに取り込みます。
大会で得られたデータを公開ししています。
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